胡錦濤氏が早稲田大学で講演を行ったが、チベット支援者の抗議が激しかったようである。
長野聖火リレーと同様、中国国旗を掲げた学生は大隈講堂付近に近づけたが、抗議するチベット支援者は締め出されたようだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080508/crm0805081350022-n1.htm胡錦濤氏講演で早大騒然 チベット支援者らもみ合い寸前
2008.5.8 16:43
胡錦濤国家主席が講演を予定している早稲田大で、チベット旗を掲げ抗議する学生ら=8日午後、東京都新宿区 来日中の胡錦涛中国国家主席が講演した8日、会場となった東京都新宿区の早稲田大学大隈講堂付近にはチベットの旗や中国国旗を掲げた学生など数百人が集まった。両グループが警備の警察官を挟んで怒声を上げ、もみ合い寸前になるなど一時、現場は騒然としたが、大きな混乱はなかった。けが人はいない。
学生らは講堂から道路を挟んだ広場などに集められ、警察官や機動隊バスに囲まれたため、講堂に近づくことはできなかった。中国支援者らは「頑張れチャイナ」と大声を上げ、その約3倍の数のチベット支援者らはプラカードなどで「フリーチベット(チベットに自由を)」と訴えた。 両グループの周りには多くの野次馬(やじうま)の学生らが集まり、携帯電話のカメラで騒動を撮影する姿も見られた。
商学部4年の男子学生(22)は「日本と中国が友好関係にあるのは良いことだが、正門が封鎖されていて遠回りしなければならず講義に遅れてしまう」と急ぎ足で校舎に向かった。
午後3時20分、パトカーに先導された胡主席を乗せた車が講堂に入ったが、機動隊のバスに隠れて気付かない学生が多く、物が投げられるようなこともなかった。
さらに、講演会への参加は、40人の政治的な質問を禁じられた中国留学経験者に限定され、最前列には中国共産主義青年団の精鋭200人のサクラで占められていたようである。
http://www.asaho.com/jpn/coverright.html一般に、外国の賓客が来学し、講演を行うときは、事前に教職員に対して参加を募る案内が届く。限られた範囲の人々を集めるような講演会でも、関連科目の担当教員には招待状が来る。学生の参加を募ることもある。しかし、今回は、講演会があることすら伏せられ、前日になっても公式ホームページに情報提供は一切ない。少なくとも私の所属する法学部の中国語関係の教員に対して講演会への参加案内はなかった。法学部がそうなのだから、全学的に中国関係の教員・研究者に参加を呼びかけるということはなされなかったとみてよい。全学に中国語を履修する学生はたくさんいるが、そういう学生たちに講演会への参加がアナウンスされることもなかった。大隈講堂に入れる早大生は、1998年11月の江沢民主席来学時のような、一般公募の学生たち(その個人情報の扱いをめぐって訴訟にまで発展したところの)ではなく、
40人前後の「身元の確かな」中国留学経験者だけである。彼らには、事前に「政治的な質問はしないように」という趣旨のことが伝えられたようである。
そして、明日、大隈講堂の一階前よりの座席を埋め尽くすのは、胡錦濤主席と一緒に来日した中国共産主義青年団の精鋭200人とみられている。昨日、軽井沢で静養した彼らは、元気いっぱいで「警護任務」につく。胡錦濤氏はこの青年団の出身で、1984年にその第一書記(最高指導者)に登りつめた人物である。中国共産党のエリート養成機関であり、まさに彼らは胡錦濤氏の「親衛隊」といってよいだろう。この親衛隊があたかも学生の聴衆のように拍手を送る。明日の夕方のニュース映像には、早大生が拍手しているように映るのだろうが、中国製の「サクラ」である。
このように、 早大の教職員も学生もあずかり知らないところで、「早稲田大学は、胡錦濤主席を歓迎する」という行事がとりおこなわれる。これは相当な疑問符である このような抗議行動も、中国側の発表では「ごく少数」となり、ニセの日中友好ムードをつくりだしている
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/143436/早大での学生抗議は「ごく少数の行為」と中国
中国外務省の秦剛副報道官は8日の定例会見で、訪日中の胡錦濤国家主席が講演した東京の早稲田大学で一部学生が「チベットを弾圧するな」と中国に抗議する行動を行ったことについて「ごく少数の者(の行為)だ。日本政府と人民は中国の主権と領土保全を支持している」と述べた。
また「広範な日本人が日中友好を支持しており、両国の友好は時代の潮流だ」と強調した。(共同)